特集 今日的物品管理をめぐって
物品管理の実際—問題点を改善しながらの体制づくり
阿部 廣介
1
Hirosuke ABE
1
1青森市民病院
pp.501-503
発行日 1989年6月1日
Published Date 1989/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209579
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近年,医療技術の進歩に伴い世界の先進国では国民総医療費の急激な増大を来し,その負担に堪え切れなくなっている.わが国でも昭和56年6月の医療費の改定を皮切りに次々と抑制策が打出され,これとともに病院経営の改善が強調されるようになった.医業費用の中で材料費は給与費,経費とともに経営に及ぼす影響が大きく,物品管理には注意を払う必要がある.
当院の看護部では,薬品を除いた物品・器材のすべてを中央滅菌材料室(以下,中材という)より供給している.これにより在庫,供給,消費管理において満足すべき成果を得ていると思われるので,これを紹介するとともに物品管理に対する私見を述べてみる.
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