人
地域の信頼に応える医療を 日本赤十字社病院長連盟会長 名古屋第二赤十字病院長 富永健二氏
高木 弘
1
1名古屋大学第2外科
pp.384
発行日 1989年5月1日
Published Date 1989/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209550
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富永院長は,昭和16年名古屋大学医学部をご卒業という,我々の大先輩であり,また私が大学を卒業する前の昭和33年からもう30年以上この病院の院長をしておられます.先生が就任された頃は,ようやく療養所を脱皮した215床の結核専門病院でした.しかし,その後急速に一般病院化が進み,更に現在の総合病院へと他に類をみない発展を遂げています.
先生から「病院には,各部門からいつも新しい要望が出るような活気がなければならない.それを選択し,資金の苦労をして実現していくのが私の仕事です.」とお聞きしたことがあります.日赤病院は国公立とは違って独立採算制で,経営は決して容易ではありませんが,この病院の成長は,そのほとんどが先生の人柄と手腕によるものであると思っています.とにかくいつもどこかで改築工事が行われているということで有名な病院です.
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