研究会レポート
関西3病院QC研究会—東住吉森本病院・井上病院・北出胃腸病院
pp.336-341
発行日 1989年4月1日
Published Date 1989/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209541
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昨今の医療情勢の変化は激しい.その様相はまさに濁流の観がある.その渦に巻き込まれることなく,病院の経営基盤を安定させ,今後とも存続していくために,各病院は近代的経営手法の確立を摸索中である.そして現在,その範を他種企業から求めようとしている.
では,他種企業に比べ,病院が遅れをとっていたものは何か.それは一言でいうなら,マネージメントの実践活動と品質管理,すなわちQC(Quality Control)といえよう.ただ,病院は他種企業と異なり"生命"に直接かかわる活動を行っている.その意味で,他種企業の手法をそのまま導入することはできない.そこで,医療活動に見合ったQC活動を研究し,病院への導入を図ることを目的として,昭和58年,関西地区を中心に「病院QC交流会」が発足した.昨年末現在の「病院QC交流会」参加病院は別表に掲げた13病院である.
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