民間病院を見る,聞く,語る・9
QCに取り組む腎透析専門病院—大阪府・蒼龍会井上病院
井上 隆
1
,
妻谷 重三
1
,
小中 節子
1
,
森 日出男
2
1井上病院
2名古屋保健衛生大学病院
pp.996-1000
発行日 1982年11月1日
Published Date 1982/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207890
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53,56年の二度にわたる保険点数の改定で人工透析は大幅に点数が引き下げられ,透析専門から一般病院への道を歩き始めた病院の話も聞く昨今,透析専門病院は皆,転機に立っていると言っていい.昭和50年開設された井上病院は,55年外来透析専門の分院を附設して,合計70の透析ベッドを持つ北大阪最大の透析施設であるが,ここでも引き下げの影響を受けて,昨年6月以前に比べ,25%の減収.そのため診療の対象を腎関連疾患全体に広げ,かつ職員の意識改革に取り組み始めた.
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