ルポ&インタビュー 病院アレコレ見聞録
大都市近郊で地域医療を追求—医療法人三思会 東名厚木病院 中佳一理事長,三科正彦院長,榑松栄子総婦長,安村朝淑事務長に聞く
Yoshikazu NAKA
1
,
Masahiko MISHINA
1,2
,
Eiko KUREMATSU
2
,
Asatoshi YASUMURA
2
1医療法人三思会
2医療法人三思会東名厚木病院
pp.330-335
発行日 1989年4月1日
Published Date 1989/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209540
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「血縁,地縁の全くない土地に病院をつくり,この7年間,馬車馬のように突き進んで医療をやってきましたが,小規模であったときには問題にならなかった院内管理の問題や病院医療の方向性など,いろいろな問題が大きく噴出してきています.ですから,これからどういう方向に進むべきか摸索しているというのが,現状況です.」と中佳一理事長は述懐する.
「地域住民とともに歩む医療」「健康をつくり守る医療」をスローガンとする東名厚木病院は,1981年(昭和56年)6月,神奈川県厚木市に病床数60床で開設された.そして,早くも1年後には100床に,さらに一昨年には202床へと一挙に2倍に増床した.ここで職員も増加,これまで進めてきた病院医療の再検討と次代の発展への方向付けを検討しているところである.
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