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病院運営管理の実態(5)—昭和61年6月・病院経営実態分析調査(全国公私病院連盟・日本病院会)から
福島 絢
1
Aya FUKUSHIMA
1
1全国自治体病院協議会企画調査部
pp.854-856
発行日 1987年10月1日
Published Date 1987/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209159
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2.収入
1)患者1人1日当たり診療収入
61年6月の収入から患者1人1日当たりの診療収入を算出すると,入院患者1人1日当たり診療収入は全病院で1万8,500円で,診療報酬点数表の甲表を採用している病院(以下「甲表病院」,「乙表病院」という)1万8,900円,乙表病院1万8,000円であり,一般病院では1万9,500円で,甲・乙表病院はそれぞれ2万800円,1万8,000円,精神病院8,400円,結核病院1万1,000円である.一般病院について規模別にみると,甲・乙表病院ともに規模が大きくなると患者1人1日当たり診療収入が大きくなる傾向がみられ,甲表病院は100床未満病院の1万8,500円から500床以上病院の2万1,600円となり,乙表病院でもそれぞれ1万3,400円と2万1,000円となっている.開設者別では,その他公的病院で2万300円,自治体病院の1万9,500円,私的病院の1万8,400円の順で,甲・乙表病院とも同様に,その他公的病院が高い.
外来の場合は全病院,一般病院ともに6,100円,甲表病院6,600円,乙表病院5,700円で,精神病院は甲表病院で5,500円,結核病院は乙表病院で5,700円である.外来でも入院と同様に病院の規模が大きくなると患者1人1日当たりの診療収入が大になる傾向がみられる(表20).
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