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病院運営管理の実態(1)—昭和62年6月・病院運営実態分析調査(全国公私病院連盟・社団法人日本病院会)から
福島 絢
1
Aya FUKUSHIMA
1
1全国自治体病院協議会企画調査部
pp.712-714
発行日 1988年8月1日
Published Date 1988/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541209355
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はじめに
病院運営実態分析調査は,全国公私病院連盟と社団法人日本病院会とが合同で毎年6月に実施している調査で,病院運営の実態を把握し,病院運営管理改善の資料とするとともに,診療報酬体系改善のための基礎資料を得ることを目的としている.調査の結果は,「病院経営分析調査報告」と「病院経営実態調査報告」の2冊に分けて刊行されている.前者は病院の施設・設備の状況をはじめ,職員,患者の状況など病院の運営に必要な各種の基本的な指標を量的・質的に分析したもので,後者は病院の収支の状況を中心として分析編集したものである.このほか日本病院会から「病院概況調査報告書」が刊行されている.
この調査の対象は,全国公私病院連盟に加盟している団体に所属する病院と日本病院会に加入している病院のほか,この調査に協力するすべての病院であり,集計客体病院数は(表1)のとおりで,国立(25病院)と大学附属病院は別計にしている.なお,この調査の集計客体病院は,厚生省の医療施設調査に比べると,自治体病院およびその他公的病院の割合が多く,私的病院の割合が少なくなっている.
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