新しい医療と厚生行政
病院における健康教育
厚生行政研究会
pp.320-321
発行日 1986年4月1日
Published Date 1986/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208810
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エアロビクス,フィットネス,ヘルシー,シェイプアップなどといった言葉は流行を通り越して,世の中に定着した感がある.一歩書店に入れば,おびただしい健康関係の本が書店の一隅を健康コーナーとして占め,何種類もの健康関係の雑誌が売られ,なかには毎月数十万部以上も売れているものもあるという.新聞やテレビにおいても,健康関係の記事や番組が流れない日はない.また,健康食品は,かなりいかがわしいものが高い値段で売られているにもかかわらず,けっこう売れているらしい.以上のことからも明らかなように,一般の人の健康に対する関心,需要が高いことが分かる.
一方,保健・医療従事者や行政関係者の対応はどうであろうか.保健所や地方自治体等では以前より,健康指導・健康教育などが行われ,何らかの形で住民の要求に答えてきた.
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