厚生行政展望
病院のトレンドについて
厚生行政研究会
pp.194-195
発行日 1995年2月1日
Published Date 1995/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901449
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はじめに
病院が多様化してきいてる中,これから述べることは必ずしも個々の病院にあてはまらないかもしれないが,医療の方向付けを行う行政官たちは,まずはマクロに医療施設のトレンドをとらえた上で意思決定を行ってゆくので,自院のトレンドだけではなく,国全体の医療施設のトレンドをしっかりと把握しておくことは,病院運営の将来を安定化させるためには重要な視点である.
行政では,医療施設のトレンドを把握するために,患者調査(3年ごとの9月,10月),医療施設調査(静態調査は毎年10月,動態調査は随時),病院報告(患者票は毎月,従事者票は毎年10月),社会医療診察行為別調査(毎年6月)などを行っており,昨年末,相次いで平成5年調査の概況が発表された.これらの結果をリンクして分析すると,いろいろと興味深いことが見えてくる.
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