特集 取引き先と上手に付き合う
金融機関との取引きの進め方
酒泉 春雄
1
Haruo SAKAIZUMI
1
1河北総合病院
pp.128-130
発行日 1986年2月1日
Published Date 1986/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208769
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ここ数年来,政府が相次いで実施して来た医療費抑制策の影響により,各病院はこの間人件費及び物件費の上昇に見合う収入の増加がなく,その収支状況は年々悪化しつつある.このため従来から金融機関よりの借入金のある病院はもちろんのこと,借入金のない病院においても,今後は新規の融資を依頼する機会が到来するものと予想される.一方,金融機関側においては,このような情勢の変化を反映して,これまでの病院を優良業種として,融資の場合にはほとんど無条件で応じていたのが,次第に一般の業種並みか,時にはそれ以上に厳しい姿勢をとるように変わりつつある様子が見られる.
このような環境下において,これまでより重要さを増して来た金融機関との取引きをいかに進めるか,その方策を考えてみたい.
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