シリーズ・病院経営
気負いなく,淡々と,医療本来の姿で経営改善へひた走る—新潟県厚生連糸魚川病院
粕川 正夫
1
,
南雲 義朗
1
,
明田川 奈尾
1
,
石原 信吾
2
Masao KASUKAWA
1
,
Yoshiro NAGUMO
1
,
Nao AKETAGAWA
1
,
Shingo ISHIHARA
2
1新潟県厚生連糸魚川病院
2日本病院管理研究協会
pp.224-231
発行日 1986年3月1日
Published Date 1986/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208789
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
日本列島を二分する大断層地帯,フォッサ・マグナ.糸魚川市はその北端に当たる.また同市は古来,"塩の路"の出口として栄えた町でもあった.新潟県厚生連糸魚川病院はその糸魚川市の国道8号線沿いに,日本海の荒波を背にして建っている.
同病院は昭和10年,上越地方35万人の医療を担う目的で設立されたが,昔栄えた町も現代にあっては,新潟市から200km,富山市から80kmと離れているため陸の孤島の観を呈し,医師の確保も思うにまかせず,縮小化傾向を強めていった.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.