人
がん対策一筋に国立がんセンター病院長 市川 平三郎氏
春日井 達造
1
1愛知県がんセンター病院
pp.908
発行日 1985年11月1日
Published Date 1985/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208703
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今年も8月に名古屋市で7回目の東海北陸消化器撮影技術研究会が開催された.会場を埋めた600余名の会員は市川先生の特別講演に固唾をのんだ.先生は様々なエピソードを巧みに盛り込み,胃レントゲン撮影における二重造影法の重要性を1時間余に亘り熱心に説かれた.ソフトで滑らかな語り掛けは,絶叫型の演説では得られない親近感があり,だれもが知らぬ間に魅了され,没我の境地に引き込まれるが,話題のポイントはいつの間にか脳裏に深く焼き付けられていった.
我が国を代表する国立がんセンターの病院長として,先生の優れた指導力と卓越した組織力は国の内外から高く評価されている.
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