追悼
杉 靖三郎氏を偲ぶ
長谷川 泉
1
1医学書院
pp.347
発行日 2002年8月15日
Published Date 2002/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425902561
- 有料閲覧
- 文献概要
橋田邦彦文相の一番弟子であった杉 靖三郎氏が,白玉樓中の人となられた。
故人は明治39年(1906年)大阪堺市の生れで,昭和4年(1929年)東京帝国大学医学部医学科を卒業し,物療内科で2年間の修練を経た後,生理学教室に入り,橋田教授に師事して電気生理学を専攻された。昭和7年東京文理科大学・東京高等師範学校に講師として赴任し,人間生理学,健康教育を担当されたのは弱冠26歳の時であった。昭和15年に医学博士の学位を取得,文部省精神文化研究所員となり,昭和19年には東京帝国大学講師を兼任された。
Copyright © 2002, THE ICHIRO KANEHARA FOUNDATION. All rights reserved.