特集 "一般病院"での卒後臨床研修を考える
"一般病院"での卒直後2年間の臨床研修を考える
仙石 耕一
1
,
土井 幹夫
2,3
,
小林 愿之
4
,
宮崎 仁
5
,
朝倉 由加利
6
,
今中 雄一
7
,
荻原 典和
8
Koichi SENGOKU
1
,
Motoo DOI
2,3
,
Yoshiyuki KOBAYASHI
4
,
Hitoshi MIYAZAKI
5
,
Yukari ASAKURA
6
,
Yuichi IMANAKA
7
,
Norikazu OGIHARA
8
1社会保険三島病院
2医療法人エスエル会セントラル病院
3現在,土井内科
4国民健康保険小見川中央病院
5藤田学園保健衛生大学医学部
6筑波大学医学専門学群
7東京大学医学部
8日本大学医学部
pp.847-856
発行日 1985年10月1日
Published Date 1985/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208690
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院長の立場から
卒直後臨床研修の制度化と教育方法の問題点
いわゆる"一般病院"での卒直後2年間の臨床研修について寄稿を求められたとき,多忙でもあり,お断りしようかと思ったのですが,考えてみれば,大学を去って10数年間,母校の同窓会を背景に,病院運営に携わってきた身として,この機会に,自分なりに卒後研修について私見をまとめるのも悪くはないなと思い返して,お引き受けすることにしました.ただし,以下の見解はあくまでも「私見」であることを予めお断りしておきます.
筆を進める前に,参考のために,私の所属する病院の規模を記しておきましょう.内科・外科・産婦人科・脳外科・泌尿器科を併置し,入院患者数1日平均140名弱,外来患者数200名以下という小規模病院です.
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