講座 ニューメディアと病院・9
21世紀をつくるINS
岡田 行雄
1
Yukio OKADA
1
1日本通信協力(株) EDP事業部
pp.498-499
発行日 1985年6月1日
Published Date 1985/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208602
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INS出現の背景
電電公社(現NTT)では,すぐつく電話,全国どこへでもすぐつながる電話を目指して,5次(1期5か年)にわたる電話増設工事の結果,昭和53年度にこの目標を達成し,電話はほとんどの家庭に普及し,全国どこの地域のだれとでもダイヤル一つで,いつでも話せる身近な通信手段として,日常生活,社会活動,産業活動にはもはや欠かせない存在となっている.
一方,今までの講座で述べてきたように,情報化社会の進展に伴い,ニューメディア,特に映像通信などの視覚型の通信が大きくクローズアップされるようになり,従来の聴覚型通信とともに,更に効率的,経済的な,そして多様化された通信サービスが求められるようになってきた.また新技術の開発によりこれらのニーズの実現が可能となり,今後ますます発展する情報化社会に対応するための高度な通信網の構築が急速に具体化することとなった.
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