病院職員の基礎知識—病院運営マニュアル
終末処理と清潔管理
畑尾 正彦
1
,
日下 隼人
1
,
増子 ひさ江
1
,
緒方 廣市
1
Masahiko HATAO
1
1武蔵野赤十字病院
pp.334
発行日 1985年4月1日
Published Date 1985/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208567
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使用後物品の取扱い
後始末は清潔管理のはじまりとも言える.各種の伝染病や特定感染症(HB肝炎,結核,梅毒,緑膿菌,淋菌,真菌など)の患者さんに使用した物品・器材の取扱いは詳細に定められているが誌面上,割愛し,一般の患者さんの使用済物品について示すと,表のとおりである.
医療機器類は,器械管理室(本誌43巻11号967頁)に返納される際,使用した患者さんの病名,状態を伝票に記入して付す.通常は0.05%ヒビテンアルコールで清拭するが,疾患や物品の種類によってはカルボール噴霧やクレゾールまたは塩化ベンザルコニウム液による消毒を行う.
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