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「医療法改正と病院経営」を討議—第34回日本病院学会,高知市で開催/「これからどうあるべきか日本の病院」—(第34回日本病院学会より)
編集室
pp.1020,1070
発行日 1984年12月1日
Published Date 1984/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208463
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第34回日本病院学会が去る11月8,9日の2日間,近藤慶二会長(高知県立病院長)のもと,高知市の高知県民文化ホール及び県医師会館で開催された.今回は「激動下における明日の病院」をメインテーマに,「医療法改正と病院経営」,「これからどうあるべきか日本の病院」,「老人保健法と老人医療の将来像」の3題のパネルディスカッション,190題の一般演題の発表などが行われた.以下,「医療法改正と病院経営」の要旨紹介(「これからどうあるべきか日本の病院」は1070頁参照).
「医療法改正と病院経営」は行天良雄NHK解説委員の座長で進められた.まず吉崎正義厚生省健康政策局長が「医療法改正案の特徴は医療法人の運営の適正化と地域医療計画による地域医療のシステム化の2点にある」と改正案の概要を説明し,「患者の安心,医師の安心,国民の安心の達成」と「医療の包括性,継続性,効率性の追求」にシステム化のねらいがあることを強調.
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