第17回日本病院学会ニュース
第17回日本病院学会の開催に当たって
多賀 一郎
pp.13
発行日 1967年3月1日
Published Date 1967/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203041
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昨年の日本病院学会の評議員会において今年度の学会を主催する様命ぜられまして自分を省りみず御引受け致しました。その後職員一同と協力し,また平賀,小野田先生などのご指導も得まして準備をすすめてきました。特別講演,シンポジウム,パネルディスカッションなどにつきましても諸先生がたの内諾を得ることに成功いたしました。また一般演題も90題以上にもなり,地方の学会としては内容のあるものと自負しております。特に演題は提出の期日までにほとんどが集まり,われわれはまったく安堵いたしました。これは会員の方がたがいかに協力的であり,かつまた学会に興味をもっておられかを示すもので,この誌上をかりて厚くお礼を申し上げます。ただ学会の内容は一応ととのえましたが,いかにして盛大に行なうかがわれわれにとって大問題であります。
近県の方がたは別として,富山といいますといかにも暗い感じをもたれ,あんな所ならば行きたくないと感ぜられる事も予想されるので,PRをかねて,富山について少し述べることにいたします。富山市は人口約25万で昔から売薬の町として知られております。その代表的なものは広貫堂と称する会社であり,漢方薬専門の「メーカー」ですが,最近では新薬なども相当とり入れております。
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