グラフ
組合員のニードをいかにとらえ,いかに応えるか—津軽保健生活協同組合健生病院・藤代健生病院
pp.1005-1010
発行日 1984年12月1日
Published Date 1984/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208460
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弘前市の津軽保健生活協同組合健生病院を訪ねて,この病院には二つの特徴があると思った.一つは医療生協病院に共通するものと言っていいが,健診や健康教育などの地域活動を積極的に行っている点.もう一つは,精神科を大きな柱として発展してきたことである.
現在,この組合傘下に,一般病院である健生病院,精神科単科の藤代健生病院と五所川原診療所を有するが,本組合のそもそもの始まりは,栄養失調,感染症のまん延する昭和22年の津川医院の開設であった.無産者診療所の伝統を受け継ぎ,貧しい人々への医療提供を目的に作られたこの医院は資金難に苦しみながらも,昭和27年保健生協創立,28年健生病院(22床)となり,43年には現在地に移転新築,51年藤代健生病院新築と着々と発展してきた.59年度組合員数約25,000.一口200円の出資金総額は2億円を越えている.
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