小特集 病院の機能分化—特に専門分化の今後
整形・形成外科中心の専門病院
米満 弘之
1
Hiroyuki YONEMITSU
1
1医療法人寿量会熊本機能病院
pp.696-698
発行日 1983年8月1日
Published Date 1983/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208090
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熊本機能病院の開設と現状■
1.当院開設の目的と経過
当院開設の目的は次の点である.整形外科,形成外科を中心として,救急医療からリハビリテーションまでの一貫した機能回復を行う医療体制を完成させること,著しく遅れている先天性奇形,顔面外傷などの形成外科医療のレベル向上,身体障害者に対する医療的,社会的配慮の充実(例えば,身体障害者の歯科治療),それに,地域における健康管理,特に老人の健康保持,体力保持のための手助け等々で,本来の機能回復を図る専門病院を目指し熊本機能病院と名付けた.
当院は,病床84床,整形外科,形成外科,理学診療科,循環器内科,歯科の計5科を標榜し,医師9名,看護婦50数名,理学療法士3名,作業療法士1名,その他の職員を含め合計120数名で昭和56年5月1日に開設した.
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