ケーススタディ・人の管理
言葉遣いをめぐって病棟担当医とのトラブルに悩む主任看護婦
pp.334-335
発行日 1983年4月1日
Published Date 1983/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207999
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〔事例〕
私は混合病棟の主任である.当院では10〜16人のスタッフを1病棟に配置,主任が責任を持ち,その上には婦長,総婦長がいる.私は勤続年数が長く病院の内情にも詳しく,医事,レントゲン,検査科等他部門の間でもコミニュケーションがよく,やり手であるとの評価を受けておりました.
ある日のこと,婦長会で決定事項の一つにこのごろ全般的に言葉遣いが悪いように見受けられるので,公私混同をせず,節度のある勤務態度をとるよう指示があった.私も常日頃ナースたちの言葉遣いに対し苦々しく思っておりましたので,「特にドクターに対する言葉遣いは対患者さんとの関係もありますから,なれなれし過ぎることがないようにお互いに尊敬し合い対処するように」とスタッフに指示を与えた.
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