人
高度医療と老人福祉の連携を計る 水原郷病院院長 寺田一郎氏
諸橋 芳夫
1,2
1全国自治体病院協議会
2旭中央病院
pp.196
発行日 1983年3月1日
Published Date 1983/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207965
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水原町と言えば白鳥の瓢湖で名高いが,今日医療界にあっては,寺田一郎院長の主宰する水原郷病院の所在地として有名である.およそ事業は人にありと言うが,寺田院長なかりせば今日の水原郷病院はなかったであろう.水原郷病院は昭和29年12月,一般20床,伝染30床,計50床で発足したものである.
寺田院長は,石川県出身,昭和21年9月,台北帝大卒.戦後新潟大柴田内科助手,講師を経て,アメリカのウィスコンシン大学に留学,血液学を研究.帰国後,昭和36年9月第2代目の院長として着任するや,今日まで一日として休むことなく病院の整備拡張に励み,今日敷地面積1万坪余,精神科を除く全科を診療科目に持ち,一般病床312床,四基準(看護・特2類,給食,寝具,身体障害運動療法施設),救急告示,小児入院患者のための特殊学級をもつ病院として大発展された.
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