人
公立陶生病院院長 寺田守氏
諸橋 芳夫
1,2,3
1(社)日本病院会
2(社)全国自治体病院協議会
3総合病院国保旭中央病院
pp.904
発行日 1990年11月1日
Published Date 1990/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900766
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「何でもこなせる男」
公立陶生病院は陶器いわゆる「セトモノ」で名高い瀬戸市と尾張旭市および長久手町の2市1町で構成されている組合立の自治体病院である.昭和11年に創立され,初代院長はかの有名な故二宮恵一先生である.寺田院長は4代目ではあるが,二宮初代院長の愛弟子であり,生前二宮院長は,いずれ寺田を院長にするからよろしく,と私に言われていた.
昭和52年4月寺田院長になってから,病院の発展は目覚しいものがある.87億円かけて病院の全面改築,オーダリングシステムの採用,厚生省臨床研修病院の指定をうけ,今日では病床739床,全職員890名と一大医療センターを築きあげた.彼は病院発展のポイント10項目として開設者との連携,地区諸団体との関係の緊密化,救急医療体制の確立,和の徹底,秩序の確立,医師の率先垂範看護体制の確立,経営の合理化,予防医学と未来への展望,国際化への対処をあげ,実行している.
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