病院と地域活動
地域活動における視座
前沢 政次
1
,
天明 佳臣
2
Masazi MAEZAWA
1
,
Yosiomi TENMYO
2
1自治医科大学地域医療学
2神奈川県勤労者医療生協港町診療所
pp.79-82
発行日 1983年1月1日
Published Date 1983/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207935
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大学からの発言
医療は変化しつつある.また絶えず変革を心掛けねばならぬことも医療のもつ本質のひとつであろう.医療の対象である人間,家庭,様々なコミュニティの生活,経済,文化は常に変動してゆくからである.
最近,医療の包括性が強く叫ばれ,医療と保健の一体化,予防と治療の合体が強調されている.したがって病院といえども,単に訪れる患者を診療するだけでなく,病院外での地域活動に力を注ぐべき時代となってきつつある.病気のみでなく健康をも対象にし,かつ病院においてのみでなく,家庭や地域に活動の場が拡大されねばならない時なのである.
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