対談
地域医療の視座と研修医教育・1
高橋 勝貞
1,3
,
清水 茂文
2
1JA長野厚生連佐久総合病院地域医療部
2JA長野県厚生連佐久総合病院
3JA長野厚生連佐久総合病院研修医教育科
pp.220-225
発行日 2002年3月1日
Published Date 2002/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903498
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編集室 まず,高橋先生のこれまでのお仕事を簡単にご紹介いただくとともに,高橋先生が佐久病院に来られるまでの経緯をお話いただけませんか.
高橋 私は大学卒業後,2年ほどたって公立病院に赴任し精神科医療に従事しました.私が病院で精神科医療を始めたころは,ちょうど精神科医療自体が精神病院の開放化の波に洗われており,精神障害を持った方たちの処遇をいかに改善していったらよいかと,若手の精神科医を中心にした運動が展開されていました.私はその中で,厳密にいうと15年間,仕事をしておりました.そして,いろいろな問題があって精神科をやめて,別の民間病院で一般内科医に変わり,いわゆるプライマリ・ヘルスケアの仕事をやってきました.
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