連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第155回
大阪府済生会中津病院
川島 克也
1
,
土井 一浩
1
,
下坂 浩和
1
1株式会社日建設計
pp.1062-1067
発行日 2007年12月1日
Published Date 2007/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101087
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都心型病院の再生整備
大阪府済生会中津病院は1916年に創立され,1935年に現在の敷地に移転開院して以来,70年以上にわたって都心・地域の医療活動に貢献してきた.1980年代には高層棟3棟を増築する第1次整備計画により拡大発展を遂げ,医療・福祉・保健の3本柱を担う済生会中津医療福祉センターを形成するに至った.しかしながら近年のめざましい医療技術の発展への対応に加え,より良い医療の提供を実現に向けた病院施設のニーズに応えるため,今回第2次整備計画が執り行われることになった.
計画の基本方針としては,下記の3点が掲げられた.
・都心立地を最大限に生かす
・設立時の理念・歴史を継承する
・既存建物を有効活用する現地建替えとし,病院を運用しながら改修する
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