講座 病院経営分析入門・20
採算性の検討と改善(1)
一条 勝夫
1
1自治医科大学病院管理学
pp.966-967
発行日 1982年11月1日
Published Date 1982/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207880
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損益分岐点について
採算がとれるということは,収益が費用を上回って,目論見どおりの純利益が得られる状態を指す.つまり損益計算における黒字状態をいうのであるが,経営管理の努力は黒字が出るよう日頃から計画し,実行することにある.とすれば,黒字経営が達成でき,計画どおりの純利益が得られるかどうかという時に,どのような分析検討を行うべきか.
次の例はある小都市の360床の一般病院におけるデータである.
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