病院私論・12(最終回)
病院の独立採算
守屋 博
pp.61
発行日 1975年12月1日
Published Date 1975/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205776
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現在,病院関係者を最も震撼させているのは,何といっても,激増する赤字のことだろう.私的病院は,これは赤字即倒産だから,赤字は何としても出せない宿命にある.危機だ,危機だと青い顔をしているのは,もっぱら公的病院の人だけれども,公的病院はもうちょっと経営努力をしたらどうだと冷ややかな向きもある.まあ,赤字の問題を話すときりはないが,今月は,病院の会計制度と赤字について話してみよう.
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