小特集 中小規摸病院の運営
インタビュー
安達病院この1年の運営—安達寿夫院長に聞く
編集室
pp.843-845
発行日 1981年10月1日
Published Date 1981/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207579
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
WHOは,人口50〜100万の地域を対象に新生児医療の地域化を行うのが一番やりやすく,そのうちで重症な子どもを対象にするNICUは8〜10床程度は必要だ,と述べている.日本でも,周産期医療あるいは新生児医療でのNICUの効果が認識され,先駆的ないくつかの病院をはじめとして,各地の小児病院などにはNICUが設置されてきている.しかし,全国的には,NICU設置の病院の数は少なく,地域新生児医療システムの確立は今後の課題と言えよう.
宮城県でも,小規模のNICUを持つ病院はあるが,地域の新生児医療体制を確立するまでに至っていない.その中で,安達病院は,個人の産婦人科病院ながら,5床のNICUを持ち,他の病院から多くの未熟児や異常児を受け入れている.
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.