人
行政畑から転身,数少ない女性の学院長へ 三井記念病院高等看護学院長 山田里津さん
永野 貞
1
1財団法人国際看護交流協会
pp.641
発行日 1981年8月1日
Published Date 1981/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207523
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山田里津さんとはもう30年来の親しいつき合いである.知り合ったのは私が国立公衆衛生院衛生看護学部に勤務し,彼女が三重県衛生部看護係長時代であったと思う.私の父方の郷里が三重県渡会郡の在であった関係で帰省の折しばしば話し合ったりした.私は彼女の物事に対する反応の速さに驚いた.
私が厚生省医務局看護参事官として移って3年目で看護課は復活した.彼女自身も看護婦係長として本省に転勤した.地方に調査を依頼したときなど実に敏速によく協力してもらったし,会合でも臆せず意見を表明したことを憶えている.ご本人は,自分はあわて者で,またあまりはっきりものを言うので……と言っておられるが,あるいはそれは当たっているようにも思う.
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