いま民間病院は
海外医療協力を担う民間病院—名古屋市・医療法人喜浜会原病院(その1)
川原 啓美
1
,
一条 勝夫
2
1原病院
2自治医大
pp.899-903
発行日 1980年10月1日
Published Date 1980/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207279
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名古屋市の中心部よりやや東,近くに繁華街の今池を控える当院は,昭和27年11床の外科診療所として出発以来,「今池の原外科」として市民に親しまれてきた.現在許可病床数83,診療科は外科,内科,小児科,整形外科,形成外科等.当院は最新医学情報の消化・実行と各職種の教育を熱心に行っているが,川原院長(写真)は以前ある文章の中で「看護婦の教育を一所懸命にしても,何年かで辞めていくことが多い.一病院として考えれば,それはとても残念なことだが,日本の看護・医療という視野でみると,彼女らがいつか医療人として働いてくれれば,それで私どもの責は果たせたのだ」と述べていた.このような考えは更に発展し,日本の医療にとどまらず,世界の医療の向上に尽力されようとしている川原院長に,病院運営の実際とともに,来年竣工予定の愛知国際病院についてお話し願った.
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