設備機器総点検
自動現像機
藤島 恂
1
1聖マリアンナ医科大学病院放射線部
pp.781
発行日 1980年9月1日
Published Date 1980/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207246
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放射線業務がシステム化されるにつれ,暗室作業の自動化もすすみ,昨今では大部分の診療機関で,自動現像機(以下自現機)を使用し,作業能率の向上を計っている.また暗室業務は従来放射線技師の主要な業務のひとつであったが,放射線業務の多様化とともに,大病院では暗室業務専従の技術者を養成し,その業務を分担させるところも出てきた.当院でも,昭和49年2月の開院前より暗室業務専従技術者の就業が計画された.暗室設備は明暗室型で,各撮影室の中ほどにあり,現像処理業務の円滑化を計るとともに,日常の保守管理や定期点検,修理に支障がないよう配置してある.開院当初は撮影件数も少なく,現像機2台に専従者1名で暗室業務を行っていたが,その後の撮影装置の増設,増床などによる撮影件数の増加に伴い,昭和52年に専従者1名も増員され現在に至っている.
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