新病院建築・30
大村市立病院の設計
高橋 進
1
,
柴田 節雄
1
1K.K.梓設計医療福祉施設計画部
pp.525-530
発行日 1980年6月1日
Published Date 1980/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207181
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我が国初の海上空港として知られる長崎空港をもつ大村市は,長崎市と佐世保市のほぼ中間に位置し,東に多良岳を仰ぎ西に風光明媚な大村湾に面する人口約6万人の都市である.古く江戸時代には,西洋医学導入の門戸の役を担った長崎という歴史的風土をもつ地としても知られている.
昭和26年に開設された本病院は,その後数次にわたった増改築により拡張されてきたものの,施設の老朽化と内在された非機能性から,自治体病院として果たすべき市民に対する十分な医療サービスの提供がなされ難い状態にたち至った.昭和50年に至り,近接する地に約29,000m2の敷地を得て,本病院に全面移転改築する計画が具体化された.
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