人
諸橋会長再選,補佐役に徳岡,村田の両氏全国自治体病院協議会
森 泰樹
1,2
1全国自治体病院協議会
2豊橋市民病院
pp.300
発行日 1980年4月1日
Published Date 1980/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207121
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公立病院の使命は医療の公共性に徹することであることは論をまたない.だからと言って公共性の袖にかくれて必要な経営の合理化,あるいは生産性の向上に目をつむって十年一日のごとく親方日の丸経営にあぐらをかいていてもいいということにはならない.
ここに一人の男がいる.その名を諸橋芳夫という.全国1000余の公立病院の先頭に立って公立病院の経営の健全化に命を賭けている男である.自らの病院はもちろん設備万端医療の最高水準をゆき,しかも見事な黒字経営に成功している.彼の学問にかける情熱は病院の剖検率が常に80%を超え,大学病院のそれを凌駕する一事でも明らかなことである.また腰の重い自治,厚生の両者の尻を叩いて,遂に自治医大を誕生させ,僻地医療の先鞭をつけたのも彼である.
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