調査
精神科入院患者に対する愛称について
吉田 登
1
,
岩瀬 清子
1
1豊川市民病院精神神経科
pp.251-252
発行日 1979年3月1日
Published Date 1979/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206817
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豊川市民病院精神神経科は高看3校,准看1校の精神科実習を担当しているが,ある実習生から「職員が患者を『ちゃん』づけの愛称で呼んでいるのを奇異に感じた」と,幾分の非難を含んで指摘された.「精神科では長期在院患者が多くなりやすく,病棟が患者の生活の場になるので,できるだけ社会生活に近い,家庭的な雰囲気になるように努力している.愛称は決して馬鹿にしているのではなく,親しみの表現である」と,その場では答えたものの,その実態は把握しておらず,自信はなかった.この経験が本調査を企図したきっかけである.
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