いま民間病院は
民間病院の経営規模の限界
岡山 義雄
1
,
津端 求
2
1岡山病院
2京葉病院
pp.234-235
発行日 1979年3月1日
Published Date 1979/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206808
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地域における性格づけと病床数
私は昭和25年,23床の外科病院を日本の中央名古屋市の官庁街の一角に開院.その後内科,整形外科を併設し37年,67床.44年現在地東京の銀座通りと言った市の中心地,繁華街に近く商社も多い名古屋駅よりタクシーで10分の地区に移転し,150床の新病院を建設.爾来「救急医療」と「リハビリ」「人間ドック」ならびに「健康管理」に主力をおいた病院とした.更に医療の進歩とともに地域住民の医療のニードを先取りした形で脳神経外科,麻酔科,婦人科,歯科,人工透析,東洋医学科を増設し,昨年200床の総合病院に準じた中規模病院になった.外来300〜400人,入院占床率85%,従業員約200名である.
さて私は私的病院の経営管理に当たって,特に中小病院の性格づけとして次の4点を挙げて考えている.
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