特集 病院検査部門の動向と問題点
座談会
病院検査部門の新しい動きと反省点—患者中心の臨床検査を考える
大森 安恵
1
,
児玉 あい子
2
,
塙 勇至
3
,
野島 泰子
4
,
清瀬 闊
5
1東京女子医大糖尿病センター
2虎の門病院看護部
3北里大学病院臨床検査部
4佼正病院臨床検査科
5三井記念病院中央検査部
pp.222-228
発行日 1979年3月1日
Published Date 1979/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206805
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清瀬私は最近の患者は,大病院指向型になっていると思いますが,なぜ患者が大病院を希望するかというと,やはり,検査が十分できるとか,あるいは施設がいいとかだと思うわけです.
そのような患者の増加とともに検査の医学もだんだん進歩したので,検査の量が非常に増大してきた.そして検査部は質的量的に応じきれないので今度は外注ということになっています.特に検体検査では検体を唯物的にみるという傾向がありますので,とかく患者不在の医療の傾向になりやすく,私は,そこに問題が多々含まれていると思います.
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