特集 病院検査部門の動向と問題点
RI検査の取扱い
大学病院の立場から
RI検査の実際と考え方
山田 律爾
1
,
中井 利昭
1
1独協医科大学中検・代謝科
pp.212-215
発行日 1979年3月1日
Published Date 1979/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206801
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テーマはRI検査の取扱いであるが,シンチグラムなど放射線科の診断として現在繁用されているものは省略して,RI in vitro検査に限って述べたい.
RI検査は,最初は主にホルモンの測定法として急速に発展してきた分野であるが,その応用分野は現在では内分泌系にとどまらず,ガストリン,セクレチンのような消化管ホルモン,α—フェトプロテイン,CEAなど肝や腸の悪性腫瘍よりの産生物質,IgEなどの免疫グロブリン,更にはジゴキシン,モルフィンなど血中薬剤濃度の測定にまで拡大されてきた.したがって今後各種生体微量物質の有力な測定法として臨床検査部門の中で将来最も大きな位置を占めると思われる.
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