院内管理のレベル・アップ 薬剤
安全情報の院内伝達・2
大病院での院内伝達(2)
二宮 英
1
1国立名古屋病院・薬剤科
pp.488-489
発行日 1978年6月1日
Published Date 1978/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206567
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情報の収集,整理そして評価
医薬品情報活動の基礎となるものは,ドクメンテーション(documen-tation)である.必要としている人に情報を提供するために,収集,選択,分類,蓄積,検索という情報処理が行われる.この過程の中で大切なことは,必要度の高い情報は何か,いずれの情報の信頼性が高いかを専門知識をもって評価することである.
情報源としての資料は一次資料(ある情報に関する最初の資料,医薬学論文,臨床雑誌,文献集,特許明細書など)と二次資料(新薬関係の成書,刊行物,抄録誌,索引誌,総説,パンフレットなど)に分けられる.さらに零次資料として基礎開発中の薬剤,治験薬,許可新薬で未開発のものなどについて新聞,雑誌あるいは口伝えで得るものがある.
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