特集 医療費改定の分析と批判
改定効果の実態
1.新旧料金による比較計算と批判
室料差額・付添看護改善には不十分—社会福祉法人信愛報恩会信愛病院(病床数一般260床)
長沢 一男
1
1信愛病院
pp.457-459
発行日 1978年6月1日
Published Date 1978/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206554
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診療報酬は去る1月17口の中医協総会において平均9.6%アップが答申され,1年10か月ぶりにその改定が実現された.今回の診療報酬の引き上げ幅は,厚生省発表では,医科9.3%(病院10.2%,診療所8.3%),歯科診療所12.5%,調剤薬局1.6%となっている.
診療報酬改定について,国民の経済力を勘案しつつ,物価・人件費の変動に対応させるとともに,医療技術の進歩に即応させる必要性があることを厚生省は説明し,医療の実態,技術および診療の難易度に対応した改定を行っている.
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