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私のカルテから
室料差額システムとその臨床
An Amenity Bed System and the Clinical Practice
木村 一優
1
Kazumasa KIMURA
1
1陽和病院
1Yowa Hospital
pp.435-437
発行日 2005年4月15日
Published Date 2005/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405100054
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はじめに
医療法人社団一陽会陽和病院は,8つの病棟で構成される456床の単科精神病院であり,それぞれが機能別に運用されている。筆者が担当する東3B病棟は,34床中24床は差額病床で,10床は非差額病床である。非差額病床は差額病床空き待ちの待機病床で,東3B病棟へ入院する場合,非差額病床を利用するにしても,差額契約を行っている方は差額病床が空けばそこへ転床し,差額を希望しない方はあらかじめ転棟になることが常に前提となっているという契約をする。このような室料差額システムを運用するにあたり,非差額病床から差額病床へ転床や他病棟へ転棟する際になんらかの反応を示す方がいる。ここでは4症例を呈示し,考察を加えたので報告する。
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