特集 改革期の療養型病床群
療養型病床群の運用の実際—信愛病院における療養型病床群
桑名 斉
1
1社会福祉法人信愛報恩会信愛病院
pp.864-865
発行日 2000年10月1日
Published Date 2000/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903106
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療養型病床群導入の経緯
当院は,平成5年当時,一般病床215床の内の102床を療養型に転換した.この経緯については本誌53巻2号186〜187頁に掲載されているので省略するが,要は地域のニーズや医療環境と自院の機能から,慢性期医療を志向したにほかならない.その後,一部増改築の機会にあわせて療養型病床群を増やし136床とした.その理由は,高齢者の慢性期医療を行う中で増加する痴呆性疾患患者を看過できず,痴呆専用の療養型病床群を追加したからである.
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