特集 第19回日本病院学会臨時増刊号
一般演題の部
5月22日(第2日)演題33-70
33.室料差額について,他
鎌田 利雄
1
1日本病院協会病院管理総合部会(北品川総合病院)
pp.39-62
発行日 1969年9月25日
Published Date 1969/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203747
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病院管理総合部会は過去1年(43年4月−44年3月)間に11の病院と一地方勉強会を行なったが,その中で討論した室料差額について,その概略を述べてみたい.室料差額は官公立病院から大学病院,私立個人病院に至るまで各病院の格差こそあるが,病院独自の徴収をしている.近年,病院は増・改・新築により設備と構造の近代化を迫られている.患者に快適な環境と疾病の早期治癒の促進のため,あらゆる努力を傾注してもそれにみあう報酬は全く無に等しく,入院患者の増加に伴って赤字が増加の一途をたどる.ここに差額の必要性が起こってくるわけである.
差額の金額は一定しているので,各病院の経営状態により差がある.
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