ホスピタル・トピックス 救急医療
大阪大学病院特殊救急部の実状
溝口 アツ子
1
1大阪大学医学部病院特殊救急部
pp.64
発行日 1977年5月1日
Published Date 1977/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206233
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特殊救急部の特徴
大阪大学に特殊救急部が設置され,運営を開始したのは昭和42年8月である.発足当初併設されていた院内ICUが独立したため,現在は,府下で発生した重度外傷患者,または心肺危機を有する患者を一次,二次救急施設,または事故現場より大阪府情報センターを通じ,選択的に受け入れている.
診療部門は主病棟の1階にあり救急外来,重症回復室,人工内臓室,高圧手術室に大別しうる.救急外来では救急患者の蘇生処置,診断,簡単な手術を行い,人工内臓室は血液透析のみを行っている.高圧手術室の内部は手術室36m2,予備室15m2に分かれ各々別個に操作することができ,専門のオペレータが操作を行っている.
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