自慢の職場
日本の救急医学を担う—大阪大学病院特殊救急部検査室
池邨 勝美
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1大阪大学病院特殊救急部検査室
pp.910-911
発行日 1982年10月1日
Published Date 1982/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543202605
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阪大病院の堂島川に面した所に特殊救急部はあります.阪大特殊救急部(略して阪大特救)は,臨床検査の分野では聞き慣れない人が多いと思います.当救急部は地域医療の一環として大阪府の第三次救急施設の一翼を担うと同時に,救急医学,外傷外科学の教育・研究・診療を行っています.昭和42年4月阪大病院改築の折に,大阪府からの財政的援助を受け,当時としては最新の設備を持つ救急施設として発足しました.
最初,部長は麻酔科教授が兼任していましたが,昭和54年に国立大学で初の救急医学専門の現杉本教授が専任となり,翌年から大学院生も学ぶようになりました.阪大特救内には日本救急医学会の事務局もおかれ,昭和54年に日本医学会の分科会として認められました.
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