小特集 POSは広がる
医療チームの推進を保証—川崎市立川崎病院
林 茂
1
1川崎市立川崎病院産婦人科
pp.32-36
発行日 1976年2月1日
Published Date 1976/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205819
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2年間の経験をへて
POSが本邦に紹介されてから約2年の歳月が経った.米国において爆発的に広がったこのシステムは,日本においてどんな取り上げ方をされてきたか.現在一定の機関では盛んに行われているが,未だその数はごく限られている.ただ,POSへの関心は意外に高く,近い将来採用を予定している機関も少なくない.
われわれも約2年前からPOSを取り入れ,現在一応の定着をみているが,はたしてこれから先その実を上げうるであろうか.もし問題があるとすれば,将来いかに考え対処していくべきか.ここで反省してみる時期が来ていると言えよう.そこでわれわれがPOSを導入してきた経過を振り返り,現在の実施状況から問題点を抽出し,これからPOSを取り上げようとしている諸家の参考にしたいと思う.
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