特集 大学病院の革新
東大病院の看護が抱える病根
古川 みと江
1
1東大病院
pp.49-51
発行日 1976年1月1日
Published Date 1976/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205798
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大学病院の使命とは
大学病院規則の目的には,「患者の診療を通じて医学の教育と研究を行なう施設とする」とうたわれている.看護婦募集の<しおり>には,「臨床医学の教育研究機関として,学生の教育ならびに臨床研究の場であるとともに,総合病院として広く一般社会に開放されている.また医療の進歩向上という大学病院の使命を全うする一翼をになっており,高度な看護技術を修得するには最適な職場である.」と呼びかけている.看護職員の<しおり>には,
(1)患者の診療と看護(2)公衆衛生活動(3)医師または歯科医師,看護婦その他医療従事者の教育訓練(4)医学医術の研究に寄与するとされており,大学病院としては教育と研究に大きな比重をかけている.
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