特集 大学病院の革新
金沢医科大学病院の設備と管理
吉田 清三
1
1金沢医科大学病院
pp.34-38
発行日 1976年1月1日
Published Date 1976/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205793
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はじめに
学校法人金沢医科大学は昭和47年4月1日に設置され,その臨床教育の場である大学病院は昭和49年9月1日に開院した.ベッド数800,外来1日1,000人を予定した病院である.その目的とするところは,建学の綱領にうたってある倫理観に徹し,人間性豊かな良医を育てる臨床教育,研究の場であるばかりでなく,地域医療の中心機関としての機能を発揮することである.すなわち,流動する社会の変動,病院機構の反省,そして経営上の反省を踏まえて出発したのがわが大学病院である.
発足してここに1年,それ相応に成果が上がっているが,補正,充実すべき点も多い.ここに,わが大学病院の設備,管理の実態の大略を述べてみたい.
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