グラフ
惜別—日赤医療センターの改築で消え去るものへ
pp.13-19
発行日 1975年10月1日
Published Date 1975/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205720
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旧きものを惜しむのは悲しき性かもしれない.どんなに涙を流し,また喜びをともにしたものであったとしても,ましてそれが,人の命にかかわるかもしれない病院ならば……
博愛社病院,日本赤十字社病院,日本赤十字社中央病院から日赤医療センターへ.90年にならんとする歴史を刻みこみ,いま年来の夢がかなって大改築が完了しようとしている.「古いものの使いにくさ」,若手の医師や看護婦がもらしたように,不便をかこつより,旧きを捨てて新しき合理的なものにつくべきは必然に違いない.
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