グラフ
残された機能で健常人の生活をめざす—琴の浦リハビリテーションセンター
pp.13-19
発行日 1975年7月1日
Published Date 1975/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205649
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臨床と福祉の接点を求めて
「希望にみちて,たくましく」.皇太子殿下行啓記念碑の碑文である.社会福祉法人「琴の浦リハビリテーションセンター」の志向する目標は,このことばの中に示されている.
リハビリテーションの構想は,堀口銀二郎理事長が,整形外科医として,大学における研究生活から,臨床医として実務活動(開業医)に入るとき,すでにその心のなかに秘められていた.「整形外科医として多くの疾病,外傷と取り組んできた.しかし,すべての患者を社会復帰させることが不可能であり,これらの人に,いかにして生きる喜びを与えるべきか」が,患者とともに歩む医師としての課題であった.
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